おいしい石垣島の水道水


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先月、石垣島ウルトラマラソンというイベントがありました。

走者に提供する軽食作りなどのボランティアのお手伝いをしました。

マラソンが終わって、参加者に渡したペットボトル入りの飲料水の余ったのをもらいました。

家に帰ってから喉が渇いてペットボトルを開けて飲みました。

あれ、なんかミネラルウォーターって言う感じがしないな、水道の水と区別がつかない。

ペットボトルのラベルをよく見てみると、「石垣島の水道水」と書いてあります。

石垣島の水道水


石垣市が、美味しい水道水をアピールするためにイベントの時に参加者に無料で配布する物のようです。

どおりで水道水と同じ味です。

10年以上前、牧場に住んでいた頃は、近くの川の上流から水を引いて飲料水にしていました。

浄水器は付けてありましたが、川の水に細かい砂や泥が多くてすぐにフィルターが詰まってしまいます。

そしてフィルターが詰まりすぎて破裂してしまうこともありました。

面倒なので浄水器を外して直接蛇口に通すようにしました。

コップに水を入れると、小さな川エビの赤ちゃんが泳いでいたこともありました。

まあ、だいたいは沸かしてお茶や麦茶で水分を摂っていましたから問題はないですが。

今は市の水道ですから安全でおいしい水です。

沖縄の水は硬水だと言われたこともありますが、石垣島の水道水は川から引いた水に地下水を混ぜているので軟水です。

水道水を専門に研究している大学の先生がいらっしゃいます。

浄水場の指導でJICAから毎年多くの途上国に派遣されている先生です。

石垣島の浄水場にも毎年のように訪問されています。

先生は「石垣島の水道水はおいしいよ、ミネラルウォーターお金出して買う必要ないよ!」とおっしゃってます。

「石垣島の水道水」は非売品です。マラソンなどのイベントで配布されます。

この空きペットボトルを取っておいて、本土に旅行に行く時に水道の水を詰め、持って行ってお土産にして知人に配ると言う手もあります。安上がりなお土産です。

でも何本も持って行くと重くなって大変です。

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南アルプスを目指して


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「南アルプス全山縦走しよう!」

と数か月前に父さんと、山登り好きな長女が約束して、夏休みの終わり頃に実行することになったそうです。

いくら信○大学山岳部出身と言っても、何十年も本格的な縦走登山から遠ざかっていますし、普段から運動不足。

おまけに腰ヘルニアに、膝が痛い、と言う60歳過ぎ。

2800m〜3000m級の南アルプスの全山を十数日間かけて登り下りするのって無謀じゃないでしょうか?

でも、今行かないと来年再来年とますます不可能になる、と本人は行く気でいます。

「今からトレーニングするぞー!」

登山では食糧、テント、寝袋、着替え、飲料水など一人20kgほどの荷物を持って歩くことになります。

練習で背負子に登山相当の荷物を括り付けて坂道を歩く練習を始めました。

荷物は米袋です。1袋が5kgとか3kgとか計算しやすい重さになっています。

出発前の姿。
登山トレーニング初日

この写真を長女に送ったところ、「徘徊老人のような身なり」と言われてしまいました。

暑い時期この手のズボンも暑苦しい。

安い店でラッシュガードを売っているコーナーで見つけたロングタイツを買いました。

汗をかいても乾きやすい化繊のロングタイツに履き替えて舗装された林道を荷物持って歩く練習再開。

それでも4時間歩いて帰って来ると疲労困憊。ボロボロッ・・・。

荷物を下ろしたところ。
ロングタイツでトレーニング

足元は長靴。

別の靴で歩いたら靴底がはがれて来たのと、靴擦れになったので、壊れない長靴で歩くことにしたのでした。

登山のトレーニングと言うより、山を越えて魚を売りに来る行商の人に見えますが。

黒タイツの写真をまた長女に送ったら、今度は

「江頭2:50みたいになってる」

と。

なるほど。


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3週間分のトイレ掃除


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長いこと更新していませんでした。

3週間自宅を離れていました。

次女が高校を卒業して首都圏で一人暮らしするので、家具や家電の買い物、銀行口座の開設などの作業に付き合うため、一緒に上京していました。

生活に必要な物はだいたい揃い、不自由なく暮らして行かれそうです。

次女の部屋に居候しながら、私は、石垣島ではできない花見や映画鑑賞、そして高校の部活のOB会出席。

上京する私の日程に合わせて親しい学年の懐かしい仲間が集まってくれました。

卒業以来会ってなかった人も居て、四十数年ぶりに会う人もいました。

娘のたくさんの買い物に付き合って車で運んでくれたのも、この仲間の一人です。

同級生というのはありがたいものです。


さて、3月半ばに冬の恰好で石垣を出て、4月始めに石垣空港に帰ると、季節はすっかり変わっていました。

首都圏では暖房を入れて、外出時は冬のコートにマフラーの毎日、だったのが、石垣では半袖Tシャツ1枚。

家に入るとまずトイレ掃除。

3週間一度もトイレ掃除しないとこうなるのか!

公園のトイレより汚いな。

だいたい使った後流してたのか?

男性は、小のあと、紙を使わないから流さないこともあると聞きます。

それにしても・・・。

「オレ、病気かな?便器が茶色になってこびりついてる物があるんだ。」

いえ、病気じゃないです。掃除もせず、ほとんど流さなかったからです。

まあ、3週間も一人でヤギ、ニワトリ、犬の世話をがんばってくれていたのですから、ありがとう、です。


そして3週間の間、洗濯もしなかったというのも驚きですね。

洗濯機の使い方を紙に書いて行ったのですが。

うちの洗濯機は半自動なので、スイッチ一つで洗濯完了というわけには行かないので、確かに面倒です。

一度洗濯始めて、うまく行かなくて、それから脱いだシャツは乾かしてまた着ると言うことを繰り返していたそうです。

真夏でなくてよかった。

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ゾンビ売ります


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何頭もヤギを飼っていて子ヤギもたびたび産まれています。

増やして大きくなったら売りに出して家計の足しにする。

・・・・・・・と飼い始めた時はそう思っていました。少なくとも私は。

ですが、子ヤギが産まれて頭数が増えて行っても父さんはなかなか売ろうとしません。

10年経っても2頭しか売っていません。

大きくなって体重も増えてきたのに売らないから、雄ヤギなどヤギどうしが頭突きをして打ち所が悪くて死んでしまったり、充分離して繋いだはずが、互いにロープが絡んで首が絞まってしまう事故があったり、残念なことが多いです。

「だから早く売ればよかったのに。もったいないことをした」

だいたい売らないで世話だけして、何のためにヤギを飼っているんでしょう。

「ヤギ飼ってどうするの?」

「増やすの」

「増やしてどうするの?」

「もっとたくさん増やすの!」

売らないで飼うだけで、可愛がって、ヤギはペットですか。

暇さえあれば放牧のヤギの見回りと、ヤギの喜びそうな桑などの木の枝を取って来てやる。

時にはなついた子ヤギを抱いて草の上で昼寝。

ある日、

「ああ、普通預金の通帳の残高が・・・」

光熱費の引き落としの通帳です。もともと普通預金の通帳には大金を置かない主義です。

定期預金を解約すればいいのですが、それももったいない。

ではヤギを売るか、ということになりました。

今居るヤギで一番体重のありそうなのが例のゾンビです。

「ああ、ゾンビ売りたくないなあ。可愛いのに。よくなついているのに・・・」

でもヤギ料理屋さんに売ることになりました。

「ああ、明日でお別れか」

ドナドナドーナ、ドーナ・・・

と歌ってあげました。

「何それ?」

父さん、ドナドナの歌を知りませんでした。

荷馬車でゴトゴトではなく、車のトランクに載せてブイーンとですが売りに行きました。

子牛なら牛のセリに出せば1頭50万円以上になりますが、ヤギは体重1kg当たり800円が相場です。

ゾンビは体重40kgちょっとなので、3万円余りにしかなりませんでした。

売った翌日も、

「今日はゾンビ、屠殺場に行くんだな・・・」

寂しそうです。

牧場で働いていた時は、毎月のセリに子牛を何頭も出荷して、高く売れると喜んだものでした。

「牛の時とずいぶん違うね」

「だって子牛は翌日に肉になるわけじゃないもん。肥育農家に買われて行って、何年か育てられるんだもの」

それはそうです。でも数年後には牛肉になるんですけどね。

そして、ゾンビを買ってくれたヤギ料理屋さんの店の前を、毎日通って娘を高校に送り迎えしています。

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ヤギのゾンビ


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飼っているヤギの中でゾンビという名前のヤギがいます。

バンビではなく、「ゾンビ」です。

なぜこんな名前にしたかと言うと、長い話があります。

まずは犬の話から。


今の家に越して来てからすぐ犬を飼いました。

「犬屋敷」の章で書きましたが、親犬に捨て子された犬を拾ってやったのが始まりでした。

その最初の1匹が黒い犬。

黒いのでクッキーと名付けましたが、猟犬の血が混ざっているのか、精悍な顔つきで性格も攻撃的でした。

同じ頃に4匹の犬を飼うことになり、1匹は死んでしまったのですが、3匹を飼うことになりました。

小さかった仔犬も成犬になるとかなり大きい。

3匹一緒に散歩に連れて行くのが大変。

家の前の林道を登って数百m。また下りて来て1頭ずつ元の場所に繋いでやろうとした時のこと。

家の裏が崖のようになっていて、その下の広場のような場所にヤギを繋いでいました。

そのヤギの姿が目に入った途端、、クッキーの猟犬の血が蘇ったのか、ピキーンとスイッチが入ってしまったようです。

ヤギに向かって突進始めました。

後の2匹もつられて走り出します。

大型犬3匹は制御できません。

私はリードを握ったまま引きずられて崖を滑り落ちて行きました。

もう体中傷だらけです。

それでも犬がヤギを襲うのを止めなければ。

怒って叩いて落ち着かせると、クッキー以外のおとなしい犬は止まりました。

クッキーだけは一度スイッチが入ってしまって、ヤギに咬みついて呻っています。

大きな雄ヤギです。首の辺りに咬みついていますが、急所ではなく皮だけに牙が入っています。

捨て身の覚悟で、クッキーの目を攻撃したり口に手を突っ込んだりして何とかヤギを逃がしました。

それ以来、クッキーは丈夫な檻の中で飼うことになりました。

そしてその檻はヤギの放牧場の真ん中に置かれて野犬が来たら吠えるように番犬の役目をすることになりました。

檻の中に入れればヤギを襲うことはない、と安心するのは甘かったのです。

産まれたばかりの子ヤギ、まだ犬の怖さを知りません。

クッキーの檻のすぐそばまで近づいて、檻の隙間から口先を出したクッキーに脚を咬まれ、危うく檻の中に引きずり込まれそうになったのを助けたこともありました。

そしてゾンビです。

ある冬の寒い日。吹きさらしの放牧場は北風と吹き付ける冷たい雨で体感温度はかなり低くなっていました。

寒そうにしていたヤギのゾンビ、いえ、この時はまだゾンビという名前はつけていませんでした。

北風を避けるようにクッキーの小屋の南側に繋いでやりました。

一日繋いでいて、ロープが絡まったのか、ヤギが檻のすぐ際で倒れていて動けなくてギャーギャー鳴いています。

見ると上半身の背中側が檻に近づいた状態で身動きができず、檻の隙間から届く範囲が咬まれていました。

ヤギ君は可哀想に片耳を齧られ、片方の角も折られ、背中も肉が見えるほど咬まれて大きな傷になっていました。

死ぬんじゃないかと思いました。

背中の深い傷が酷かったですが、薬を塗って世話をしてやったら、回復して来ました。

瀕死の状態から復活して持ち直して生きているので死んでも死なないゾンビのようだ!

というわけで「ゾンビ」という名前になったわけです。

2年も経つと、背中の傷もすっかり治ってきれいになりました。

大きな雄ヤギになりましたが、人になついて飼い易いヤギになりました。

ゾンビの名前の由来です。

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