赤ちゃん礼賛その4

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赤ちゃん礼賛その3からつづく



スクワット運動が終わって、次回の予約を入れて一度帰ります。

不妊治療には保険が利かないし、時間もお金もかかるのです。

根気と財力に余裕がないと続きません。

不妊は病気じゃないから健康保険が使えないんでしょうか。

こういう点をなんとかしないと、日本の出生率はそう簡単には上がりません。

         *********************

「ただいまー」

「おう、どうだった?子どもできた?」

そんなわけはありません。
何日も東京に行ってたんですから。
これで妊娠してたらエライことです。

「できるはずないでしょ!」

「わかってるよ、冗談だよ」

「まだどこが悪いってすぐにはわからないよ」


たまたまこの年は他に用事があって上京する機会が多くあったのです。


以前に新婚旅行で無人島に行って自給自足キャンプをしたことがあった、と書きました。

その無人島生活のことや牧場での経験を本に書いて出版したのですが、それが映画化されることになったのでした。

その打ち合わせや契約のことで東京に数回行くことになっていたのでした。


とはいえ、毎週飛行機に乗って東京に行くこともできないので、しばらくは律儀に毎朝基礎体温を測って記録するのでした。


次にたまった体温表を持ってまたクリニックに行った日に原因がわかりました。

  ************************************

「MRIの結果をみると、どうもあなたの場合、子宮内膜症ですね」

「え?シキューナイマクショー?」

「これが原因の人は多いんですよ。現代人特有の病気ですねえ」

「はあ」

「でもいい薬がありますよ」

「ホントですか」

「ですが薬にだけ頼っていてはいけません。下半身の血流をよくするために運動をしなさい。身体を動かさないとこの病気は治りませんよ。自分の力で治すんですよ。わかりますか」

「運動ですね。先生、それならさっき駅からここに来るまでの間、遠回りをして散歩を30分くらいして来ました」

「散歩?そんな散歩くらいじゃ運動とは言えませんよ」

「はあ?」

「あなた、たしか牧場でしたねえ」

「はい、そうですけど・・・」

先生はカルテと、初めに書いた申込書の夫の職業欄を見ていました。

「でも、牧場の仕事は主人がやっていて、私は従業員ではないので時々手伝うくらいです」

「せっかくそういう場所にいるんだから、ご主人といっしょに同じように身体を動かして汗をいっぱいかいて働きなさい」



というわけで半信半疑ですが先生の指示に従ってみることにしたのです。

   ************************

「・・・・って言われたんで、私もカウボーイやることにした」

「カウガールだな。ちょうど人手が足りなかったんだ」

その頃従業員が辞めていて、人を募集しようと思っていたところだったのです。

夏休みが終わって3人の実習生は帰ってしまいました。

夫の他はヨシダさんと長期実習生のテッちゃんだけです。

「アルバイトも雇わなきゃと思ってたんだ、ちょうどいい、がんばってもらおうか」

女カウボーイの誕生です。

トラクターの運転もできないし、男並みの力仕事はできませんが、それでもやれる仕事はたくさんあったのです。



赤ちゃん礼賛 その5 につづく


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