アイ ハブ ア ハブ その 13


いつも更新を楽しみにしていてくださる方のために、今回から最新記事をトップに表すことにしました。

アイ ハブ ア ハブ その 12 からつづく

その日、やっと全員そろって牧場に戻ることができました。

一週間ずっと牛にエサをやって留守番していてくれたヨシダさんと、キャンプに参加しなかった井上君が笑顔で出迎えてくれました。

「お帰りなさい」

「お帰りなさーい」

すごくうれしそうにニコニコ、と言うかニヤニヤしてるように感じます。

「ハブに咬まれたんだって?災難だったなあ、クククク・・・」

「たいへんでしたねえ、ふふふ・・・」

疲れてボロボロになった私たちにねぎらいの言葉をかけてくれるのはいいんですが、

『オレたち、キャンプに行かなくてヨカッター!』

とその顔にしっかりと書いてありました。

ニ、三日後、テッちゃんはまだ靴は履けないのでまだサンダル履きです。

でも日常生活にはほとんど支障がないほどにまで回復していました。

腫れも自然に引いていました。

メスで切った傷はカサブタになっていました。


結局テッちゃん、病院には一度も行きませんでした。

その代わり1ヶ月くらい経ってからリーダーが診察を受けることになりました。

          ******************

「先生、高い所から落ちて、胸を強く打ったんです。1ヶ月も経つのにまだ痛むんです。微熱もありますし」

「骨折かヒビだと思いますが。
 時間が経っているのでレントゲンには写らないですよ。
 微熱は炎症のためでしょう。
 薬を出しておきますから飲んでください」

抗生物質をもらってきて飲み続けていました。

「どう?まだ痛いの?」

「うん、薬は飲み終わっちゃった」

「薬がなくなったらまた来なさいって言われたんでしょ」

「めんどうくさいよ、病院なんて」

「だって薬がないんじゃ・・・」

「うちにあるのでいいよ」

「同じ種類の抗生物質はないわよ」

「あるよ、牛用のが」

「ええっ?!家畜用の薬を飲むの?」

「成分が同じならいいんじゃないか」

「牛の・・・クスリ・・・」

「体重に比例して量を加減すればいいなだよ、効果はいっしょだ」


やっぱり動物病院でよかったのかも・・・・


赤ちゃん礼賛 その1につづく

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