また拾って来たのね

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台風の前、防風対策に屋上で使った重石用の大きな石は以前から少しずつ拾って来ておいたものでした。

長さ30cm以上あるコンクリートの塊のようなものです。

重さも1個で10kg以上はあるでしょう。

それくらいないとトタンやベニヤ板の上に載せる重石の役に立ちません。

父さんは街に行って目に留まると車のトランクに入れて持ち帰って来ます。

だいたい男の子は道端の石を拾ってポケットに入れて持ち帰る、ということが多いようです。

ちょっと年齢が上がって石の大きさもビッグになったと見ればいいのです。

家に着くと、持って帰った大きな石を抱えて屋上へ運びます。

父さん腰が痛いのにがんばります。

「ウウウ!・・・これくらい・・・重い石なら・・・飛ばされないだろう・・・ヘエッ、フーーッ・・・」

いくつも運んでお疲れ様です。


そしてある時すごい石が来ました。

「おい、すんごく重い大きな石なんだよ。上に上げるの手伝ってくれよ」

港の貨物陸揚げの広場で、捨ててあるのを拾って来た・・・もとい、だいぶ前から放置してあったのを無言でもらって来たのでした。

トランクを開けると、長径70cm、短径40cmはあるでしょうか、巨大な石・・・というより岩の大きさ。

この日は早く授業が終わった高校生の長女を迎えに行って、その帰りに港に寄って拾って・・・じゃなくてもらってきたのです。

二人で協力して何とかトランクに載せたということです。

緑っぽいきれいな肌の石です。

大理石ではないでしょうが、厚さ10cmほどの板状にカットされ、表面はピカピカに磨かれています。

「きれいな石だねえ」

もう少し大きかったら屋外で使うテーブルの天板にしたいくらいです。

「これならこの1個だけでもトタンの重石になるくらいだろう」

「屋上に置いておくの?」

「そうすれば台風の時にトタンやベニヤの上にスッと載せて重しになるんだ、便利だろう」

「それはそうだけど、コレを屋上まで運ぶの?」

「大変かな」

まずトランクから下ろさなければいけません。

車を屋上へ上がる階段のすぐ近くに着けて、とりあえず階段の下に下ろすことにしました。

「セーノ、んっ!・・・んっ!!・・・」

重い!上がらない!

それによく見ると、きれいな石ですがあちこちにヒビが入っています。

どおりで捨てられたわけです。

「このヒビやばいよね」

「持って運んでいる途中でヒビのところでパカッと割れたら足に落ちるな」

足の上に落ちたら痛いどころでは済みません。

何十kg、いや100kgくらいあるでしょうか。

「おい、こら、きりん!シャワー入ってる場合じゃないぞ。3人で持たないと上がらないぞ」

ヒビから割れても被害がなるべく少なくなるような部分を掴んで3人で全力で持ち上げます。

「グワッ!」

「ウリャアッ」

「ぬゎーーッ」

3人ともすごい声と顔(だったと思う、見てないけど)で2m移動して階段の下まで運びます。

「と、と、とりあえず、ここに・・・下ろそう、う、う、う、ハァ、ハァ、ハァ・・・」

3人とも息が切れています。

「こ、腰が痛いよぉ」

「コレを上まで上げるの?」

「・・・無理か・・・」

階段を一段上げるだけでも重量上げのような思いをしなければなりません。

それを何回繰り返すのか。

「もうここでいいじゃない」

「ここに置くのか?それじゃあ何のために持ってきたんだよー」

「上まで運ぶのイヤだよぉ」

「・・・・・・・まあ、とにかく昼ごはんにするか」

ということで、取りあえず置いた場所が定位置になりそうです。

重い石


階段の一番下の段にきれいな踏み台が置かれているのはなぜだろう、と初めて来る人は思うでしょう。

それに対して説明しているのを想像することも一つの楽しみなのです。


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