野宿でも扇風機

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ぶんぶんぶん からつづく

「屋上で野宿する」の3度目です。

昨夜は風はまあまあ、蚊は少しはいましたが寝られないほどではありません。

子どもたちは手足に虫除けスプレーをして蚊の襲撃に備えました。

朝日除け、風除けのコンテナは今日ははずして風通しよくしました。

さらにもっと風を当てて蚊を追い出そうと、下の部屋から扇風機を持って来てやりました。

みんなの枕元に扇風機を置いて首振りで風を送り、「ああ、涼しい」

これで気持ちよく眠りに付けました。

と、夜中に顔に、ポツ、ポツ、ポツ・・・。

「ん?あ、雨!」

どうも蒸し蒸しする空気だと思ったら雨が降ってきました。

あああ、天気予報では降水確率10%だったのに・・・・。

私たちが寝ていたところの上は、昼の日射し除けにダンボールで仮の屋根を作ってあったのです。

ただ広げたダンボールを棒の上に載せただけですから恒久的な物ではなく今だけ使うように置いたのです。

多少の小雨ならいいですがザーザー降る雨だと役に立ちません。

でも今のポツポツ雨くらいだと熟睡している子たちは気づかず目が覚めません。

「あ、雨?やだあ」

屋根のない場所に寝ていたきりんはいち早く雨のしずくを感じて起き上がりました。

「わーん、荷物がー」

昨夜寝る前にみんなで夏休みの宿題をして勉強道具がそのまま出しっぱなしでした。

きりんの羽毛布団も表面が濡れています。

「早くこのブルーシートの下へ」

こういう時のために大きなブルーシートをそばに用意してありました。

「起きなさい、雨だよ、雨!」

大降りはしないでしょうし、すぐ止む雨かも知れません。

でもこの地方は天気予報で晴れと言われていても部分的に、ごく狭い地域でスコールが短時間来ることも多いのです。

毛布も枕も羽毛布団もみんなグシャグシャとまとめて、広げたブルーシートの下に入れます。

ついでに勉強の時に使った蛍光灯も取り外してブルーシートの下へ。

蛍光灯の安定器は水がかかってはよろしくないので濡れないところへ移動するわけです。

子どもたちは起こされて、寝ぼけ眼で階段を下りて3畳の部屋に行きました。

すぐ止むかも知れませんが短時間どしゃ降りにならないとも限りません。

そんな雨の中をずぶ濡れで避難するのもいやです。

ただ一人寝不足が続いていた男の子(小5)はダンボールの屋根の下で熟睡中。

「起きないなあ、もっと降ってきてから起こすか」

と、そのうちポツポツ雨が止んでしまいました。

「あらら、止んだ。もう降らないかしら」

空を見るとさっきの雨雲は遠くに行ってしまいました。

せっかく階下に枕を持って移動した子たちには気の毒だけど、止んだのならまたここで朝まで寝てもいいか。

朝になっても曇り空なので朝日はまぶしくありませんでした。

相変わらず男の子はスヤスヤ眠っています。

清々しい朝の風の中でまどろんでいると、ポツ、ポツ、ポツ、ポツ・・・。

「わ、また来たー」

今度は少し強い雨です。

「雨だよ、そのまま下に降りなさい。みんなもう部屋に行ってるから」

男の子を行かせてから今まで寝ていたゴザをたたみ、ブルーシートの下へ突っ込んで、扇風機を持って私も下へ。

3畳の部屋を覗いて見ると、先に入った3人は脚を伸ばしてスヤスヤ。

今来た男の子が窓際で体育座りをしていました。

連日の寝不足。

屋上の快適な野宿を目指して、ただいま父さんが丈夫なトタン板の屋根を突貫工事で製作中です。

「ネズミ屋敷」につづく

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