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さて、ケアンズでの入国審査も、国内線乗り換えも何とかできて、メルボルン空港に到着。空港まで鉄兵が迎えに来てくれていました。
空港から市内に行くスカイバスの切符も鉄兵が買ってくれたし、ドミトリーのチェックインも手伝ってくれたそうで。
石垣を出発する前に、現金をほとんど持たない習慣の父さん、日本円の現金もある程度持って行った方がいいよ、と助言しましたが、
「いいよ、関空で時間がたっぷりあるから、そこで下して両替して行くよ」
「でも一応、1万か2万でも持って行った方がいいよ」
と、説得して11000円だけは持たせました。
関空では、今まで使っていたゆうちょのATMが閉鎖されてしまって、わずかにあるATMでは通帳で払い出しができない。父さん、キャッシュカードは持たず、通帳で出し入れする人です。電車に乗って別の場所のゆうちょATMに行かないと払い出しできません。
鉄兵にLINEすると、オーストラリア$の現金は手元にけっこうあるから関空で両替するのは1万でも大丈夫だそうで。1万円でも持って行かせて良かった。まあ、現地での支払いは大体がクレジットカードが使えるから現金はそんなに要らないでしょう。
クレジットカードは持ってはいても、普段の買い物は必ず現金でしている父さん、カードオンリー ノーキャッシュのドミトリーの宿泊費前払いにカードをぎこちなく使ったことでしょう。無料朝食のための食器類はチェックイン時に貸し出されますが、宿泊費のデポジットと同様に食器貸し出しにもデポジットがあります。これもカード。
後で鉄兵から聞いた話ですが、部屋の入室用のカードキーのカードとクレジットカードの区別がついてないほど現代生活に不慣れなようで、自称原始人というのも納得。
到着1泊目の夜は、ドミトリーの屋上ガーデンで週に一度の無料バーベキューの日。そして翌日の朝は無料の朝食。食パン14枚食べたとか。朝食後は事前に下調べしておいた徒歩圏内の大きな市場見学。
さて、気になっていた安宿探し。ここのドミトリーは初め1週間しか予約してなかったのですが、予約日の2日前までにキャンセルすればキャンセル料は取らないと言うので、一応後半も予約を入れました。もしももっと安い宿を見つけたらキャンセルして移動すればいいのです。予約も無く、満室で泊まる所が無いというのは困ります。ところが、1週間経った日曜日の1日だけ満室で予約ができません。他のホテルもその日は安い部屋は満室。5千円以上の部屋ならありますが、そういう部屋は父さん頑なにお断り。
泊まる所が無かったらどうするんだろう、とこちらはやきもきしているのに、当の本人は至って呑気。
数日して電話してきて、
「いい泊まる場所見つけたんだ」
毎日のように市場に通って、昼は賑わう市場が夕方以降は人がいなくなり、潜り込んで寝られる場所を目を付けておいた、と言うのです。なんかなあ・・・。
結局、市場で寝るのは止めて、ドミトリーに留まることにしたようです。予約はないので部屋のベッドを勝手に使うわけには行きません。宿泊客が自由に使っていいことになっている広いキッチン、そこは夜中でもいつでも人が入れ替わり立ち替わり調理に来たり出入りしているので夜明かししても大丈夫だと。キッチンで仮眠して翌朝出て行って、午後になったらチェックイン。
そして、無料の通話アプリを使って日本にいる私に電話してきました。
「後半の2週間の予約キャンセルして、1日おきに宿泊する予約に取り直してくれ」
「何?それ」
予約やキャンセルはネットでするのですが、スマホは音声通話とカメラ機能しか使えない父さん、全て日本にいる私に操作させます。
どうも、チェックアウトしたのにキッチンで夜中過ごして、明るくなる頃に外に出て、午後のチェックイン時にまた入ってくる、という作戦で、1日おきに宿泊費を払ってチェックインとチェックアウトを繰り返せば宿泊費が半分で済むと考えたようです。
指定の日の予約を入れてからキャンセルをして、の繰り返し(これもめんどくさい)
ですが、チェックアウトしたはずの人がキッチンでうろうろしているのに気付かれたか、夜の寝場所を変えたそうです。予約のない日は公園のベンチに段ボールを敷いて寝袋で寝ていると、ついに来ました。見回りのポリス。職務質問です。
「クレジットカードは持っていますか?電話は持っていますか?」
「明日には〇〇ドミトリーに宿泊します」
怪しい者ではないとわかると、「気を付けてくださいね、いい旅を」
と放免。逮捕されなくてよかった。
野宿したトイレの近くの場所はホームレスの人たちが多く集まっていたそうです。水道の近くはどうしてもそうなりますね。
メルボルン市内は無料の路面電車が循環していてそれを使えばお金をかけずに観光できるはずですが、父さん地図を見ながらひたすら歩く毎日。有名な観光施設は興味がない。ドミトリーの朝食食べ放題の食パンをもらって宿泊しない日の食事に充てる。これなら費用もかからない。毎日ひたすら歩いて東西南北のストリートはすっかり頭に入ったようです。
最後の日も鉄兵と待ち合わせて空港まで見送りに来てくれて、ギリギリまでいてくれたので無事に飛行機に乗って帰ってくることができました。貴重品を取られたり失くしたりすることもなく、入国もすんなりできて帰宅できてホッとしました。
スマホほとんど使えなくても何とかなるもんですね。
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先月から今月初めにかけて、父さんメルボルン旅行に行っていました。私は飼っているヤギなどの世話で留守番です。
長男の鉄兵が昨年4月からメルボルン大学で研究員として働いているのです。こんな機会でもなければオーストラリアなんか行こうと思わないでしょう。しかし、ビザ取得、航空券予約、宿泊ホテル探し、全部私に丸投げです。パソコンは触ったことがなく、スマホも文字入力できず、メールの受信ボックス開いて読む仕方もわからないデジタル難民の父さんだからしょうがないですね。
めんどくさいなあ。
オーストラリアの観光ビザはWEBで取れます。今はスマホのアプリで取得してメールで送られて来ます。プリントアウトしなくても、パスポートに読み込まれて、出入国のカウンターでパスポートをタッチすればいいらしいのです。便利。
でもWEBのビザ申請はしないと。オーストラリア大使館の英語の質問(形式的ですが)に答えて進んで行って手数料をクレカで払う。英語の苦手な私でもなんとかできました。パスポートは、自分で写真館で顔写真を撮影してもらい、市役所で申請すれば受け取れます。
次は航空券、石垣から関空へ行って関空からメルボルンへ行く飛行機で安い航空会社のを探して買ってくれ、と。ジェットスターなら高くないし、日本に支社があるから何かあった時にも日本語が通じていいと思って予約しました。直行便ではなく、オーストラリアのケアンズ空港で入国、そこから国内線のメルボルンへ行く便に乗り換えます。大丈夫かなあ。父さん、英語は読み書きはまあまあだけど、会話の方が怪しい。
そして、帰りの便はもっと安い航空会社のでいいよ、と言われて、シンガポール航空の子会社らしい、スクート航空を見ると、片道3万円台。座席指定も無料ではできないし、預け荷物も、機内食も有料。そこはジェットスターも同じですが。
でも、クチコミを見ると、トラブルがあった時に日本語が通じないとか、心配なことも書いてあります。それでも安い方がいいと言うので、ジェットスターより2万円以上安いスクートを予約しました。これも直行便ではありません。メルボルンからシンガポール経由、しかも、シンガポール空港に夕方着いて翌早朝に関空行きに乗り換えです。もちろん、空港内の有料宿泊施設になんかには泊まる気はなく、どこか場所を選んで空港内で野宿です。(ターミナル内だから野宿とは言わないか)
飛行機の日程が決まったら次はホテル。メルボルンで安いホテルを紹介してくれないか、と鉄兵にLINEすると、いくつか教えてくれましたが、安いと言っても一泊6000円以上。
「もっと安いのはないか?安宿でいいんだけど」
「そこで十分安宿だよ。でもドミトリーならもう少し安いのもあるかも。ホテルの予約サイトで探してみれば?」
なるほど、日本の約二倍の物価のオーストラリアでも、3~4000円台のドミトリーもあるようです。1室10~16人部屋、二段ベッドです。ネットで予約しようとすると、ドミトリーは年齢35歳まで、とか40歳まで、という制限のある所もあります。その中で朝食付き4千円以下があったので予約。ですが、予約は初めの1週間だけでいい、と父さん。
「どうして?」
「現地でもっと安い宿がないか探すんだ」
「どうやって探すのよ、ネットも使えないのに」
「安宿に泊まっていそうな人を見つけて聞くんだ、ワーキングホリデーで滞在している日本人の若者も多いはずだ」
そんなうまいこと、行くんでしょうか?
出発の日が近づいて、スマホの、翻訳機能のアプリの使い方を教えようとしましたが、
「このボタンを押して、日本語でしゃべって、英語の所を押したら翻訳した声が出るんだよ」
「うまくいかないぞ」
「どこか違う所を押したかな」
「ああ、もういい!」
覚える気がないようです。
結局、分厚い和英辞典をリュックに入れて持って行きました。
スマホの充電器も、向こうはコンセントの形が違うから挿すことができません。変換ソケットをネットで買っておいたので、これを持って行って、と渡そうとしましたが、少しかさばるからか、
「そんなもの持って行くの嫌なんだけど」
「充電しなければスマホ使えないじゃん」
「鉄兵に借りるよ」
毎日一緒にいるわけじゃないのに。
困ったなあ。
「じゃあ、これ持って行く?」
2mのUSBケーブルです。
ドミトリーの各ベッドには枕元にコンセントとUSBソケットが付いているそうです。ドミトリー以外ではどうやって充電するのか知りませんが。そんなことには無頓着な父さん。
「スマホ無かったらダメかな」
「どうやって鉄兵と連絡とるつもりよ!」
LINEのメッセージを読むこと、写真を撮って家族LINEで送信することだけはできるようになっていました。文字入力はできませんが。
もう一つのLINE機能の、通話の仕方を教えました。
「LINE通話なら電話代要らないんだよ、ネットが通じる所ならどこでも使えるよ。できたらWi-Fiの飛んでるところでやった方がいいけど」
「何だ、Wi-Fiって。電話かけてみて通じるかどうかやってみりゃいいんだろ」
「フリーWi-Fiのサインのある場所でやった方がギガが減らないんだよ」
「だから繋がるかどうか掛けてみりゃいいいんだろ!」
父さんのスマホ、海外では2GB以内なら無料でネットが使える設定になります。まあ、動画観るわけじゃないし、せいぜい写真撮ってLINEで送るくらいだから、3週間で2GBは超えないでしょう。説明もめんどくさいし。
出発当日、リュック担いで石垣空港から飛んで行きました。コロナのワクチン証明、ドミトリーの予約票、航空券の旅程表、・・・必要なものは渡してありますが、大丈夫かなあ・・・・。
日本を離れても、無料の電話アプリを使ってよく電話してきます。
ケアンズでの国内線乗り換え、日本語でも難しいのに英語で操作するのはとてもとても。
ケアンズの空港で片っ端から係員を捕まえて、「ヘルプミー、ヘルプミー」と連呼して手続きやってもらったそうです。
メルボルンでの生活、普通の観光客とは違っていました。
続きはまた。
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