収穫も洗濯も予約制
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梅雨に入ったはずなのに、石垣はずーっと雨が降りません。本州の方が梅雨入りしたので沖縄は梅雨明け宣言してもいいくらいです。
糖尿病の父さん、運動のためと、空いている土地を耕して2年前から本格的に家庭菜園に精を出しています。土地は石ころだらけであまりいい土ではないですが、ご近所で牛を飼っている農家から堆肥をもらって来て、野菜を作っています。畑の面積が広がるにしたがって、水をやるのが大変になってきます。
長いホースを引いて来て水道で水をやることも不可能ではないですが、水道代がかかります。
雨が降った時に屋根から落ちる水を溜めたドラム缶や発泡スチロースの箱も、晴天が続くと底が見えてきます。
そこで、父さんが利用しようと考えたのが浄化槽からの水。
台所、浴室、トイレからの排水は外の浄化槽タンクに集められ、溢れた上澄みの水がパイプを通って低くなっている畑の隅に流れ落ちるようにしてあります。上澄みなので無色透明の水で臭いもありません。この水をただ空き地に流すだけでなく利用しようというのです。
洗濯、皿洗い、シャワー、など毎日大量に水を使うので、浄化槽からの溢れ水も畑に使えば無駄がない、というわけです。
浄化槽からの排水パイプの下に、高さ半分に切ったドラム缶を置いて水を受けます。ここから水を汲んでじょうろで作物に水をやります。
それでも、カラカラに乾いた畑の土は水を吸い込み、家庭菜園と言うには広すぎる畑に全部水撒きすると、ドラム缶の水は空になってしまいます。
家庭で水を多く使うのは、夕飯作り、夜のシャワー、脱いだ服を洗濯する時・・・つまり夜が多いです。
朝になるとドラム缶の水は満水、でも、水やりが終わらないうちにドラム缶は空っぽ。このころに洗濯をすればまた浄化槽の上澄みの水が入ってきてまた水撒きができます。
ちょっと洗濯時間が水撒き時間とずれると、必要以上にドラム缶から水があふれてしまいます。
洗濯機を動かすにも、水撒きの時間に合わせてしないといけないのです。今から洗濯してもいいですか?と予約が必要です。
100ℓくらいのドラム缶では容量が小さすぎる、と水を溜めるのにもっと大きな入れ物を使うことにしました。外に出して使っていなかったバスタブです。南国の石垣ではお湯を溜めて浸かって温まりたいと思うのは年に何回もありません。浴室にバスタブがなくてもそんなに困りません。
ドラム缶があった所を父さん、がんばってバスタブが置けるくらいの深い穴を2日かけて掘りました。
そこへ家の前に置いてあったバスタブを二人で畑まで運んで据えました。
これでドラム缶の2倍近く水を溜めることができます。

上から落ちてくる落ち葉などのゴミが入らないようにいつもはふたをします。
この水、きれいに見えますが、所詮は排水からのもの。
特にトイレからの排水も入っています。地面に撒きますが、トマトやナスなどはいいとしても葉野菜の場合、食べる部分にも水が掛かってしまいます。
葉野菜は雨水だけ、他は浄化槽からの水、とばかりもやっていられません。
ニラやネギなど料理に使う時は事前に申告しておけば、そこだけ雨水を掛けるようにしてくれます。
野菜の収穫も予約が必要です。
昔は浄化槽などもなく、汲み取り式のトイレで農家の人が汲み取って畑に運んで肥料として使っていたのですから、野菜もよーく洗えばいいわけですが。
やっぱり、浄化槽からの水が掛かったばかりの野菜をすぐ収穫するのもちょっと・・・。
というわけで、今日はネギを収穫させてください、とこれも予約が必要です。
洗濯と家庭菜園の収穫は事前申告することになりました。買い物に行かなくて便利なようで不便なようで。
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