世界一辛い唐辛子
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夫婦そろって辛いもの好きで、家庭菜園には唐辛子を何本も植えています。以前から植えていたのは「島唐辛子」という、小粒でも辛さ充分な在来種。
タイにいたころに一般的に食べられていたプリック・キー・ヌーという種類の唐辛子とよく似ています。プリックは唐辛子、キー・ヌーはネズミの糞と言う意味です。形がネズミの糞と似ています。
タイ料理が好きで唐辛子はよく使いますが、料理にはなんでも唐辛子を入れないと気が済まない家族です。
うどん、そば、炒め物、みそ汁、何でもです。
近所に野菜や香辛料を上手に育てている人がいて親しくしてもらっています。時々畑を見に行っていろいろ教えてもらっています。
時には採れた野菜や香辛料をおすそ分けしてもらいます。
ハバネロという激辛唐辛子の実を分けてもらいました。赤く熟した実を数個もらって来ましたが、たくさん成っていて「うちではこんなに食べきれないから持って行きなさい。残り全部あげるよ」
というわけで20個以上もらって来ました。
ハバネロは大きく丸っこい形をして島唐辛子の何倍も太っています。
小さい島唐辛子はたくさん採れると泡盛に漬けて汁そばやラーメンに少し垂らしていただきます。ハバネロも同様にして保存しようとしました。
世界一辛い唐辛子と言うことを聞いたことのあるハバネロですから、気を付けて扱いました。

細かく刻んでペットボトルに入れ、泡盛漬けと、もう1種類、サラダ油漬けにして、炒め物に使えば辛い味の料理が作れていいと思いました。刻む時は念のためにゴム手袋をして。
ハバネロの保存調味料作りが終わってまな板と包丁を洗剤で2回ゴシゴシ洗いまくりました。辛み成分は脂溶性で洗剤で洗い落とせると思ったからです。ですが、洗ったまな板を乾かしてその上で食パンを切って食べたら、パンが辛い味がするのです。
もう一度まな板を洗剤とタワシで長い時間かけて洗いましたが少し辛い味が残ります。
作ったハバネロ油をフライパンで熱して焼きそばを作ったら調理中から辛い蒸気にのどがむせて咳き込みました。
この油で料理する時はサラダ油に1滴だけ垂らして使うことにしました。
ハバネロは世界一辛い唐辛子だと思っていましたが、調べてみるともっと辛い唐辛子があるようです。
辛さを表すのは、スコヴィル値という単位を使うそうで、SHUで表すそうです。
タバスコは600~1800SHU、ハラペーニョが2500~8000SHU、催涙スプレーが15000~9万、ハバネロは10万~35万。
もっと辛いのが、ブート・ジョロキアという唐辛子で、100万SHU、ハバネロの約4倍。2007年には世界一辛い唐辛子と言われていたそうで。
でも2011年にトリニダード・モルガ・スコルピオン(200万SHU)、2013年にキャロライナ・リーパー・・・キャロラインの死神と言う意味(150万~220万SHU)、2017年にドラゴンズ・ブレス(248万SHU)と言うのが出てきて、今のところ最高はペッパーX(318万SHU)らしいのですが、このレベルになると、辛いより痛い、目に入ると失明とか、素手で触ると火傷するとか、無理して食べて激しい嘔吐で病院に運ばれて食道に穴があいた人がいるとか、調理するには防護服着用とか・・・、もうこうなったらもはや食べ物ではないと思われます。
ハバネロを超えたものは唐辛子の仲間と言うより猛毒な兵器ですね。何千倍にも薄めて催涙スプレーに使われるんじゃないでしょうか。
日本の「鷹の爪」は4万~5万SHUですから可愛いもんです。
ハバネロの油漬けは、上澄みを取り出し、サラダ油で薄めて使い、減った分はまたサラダ油を追加して使うことにしました。
薄めても何回も辛みが出て来るような気がします。ペットボトルの中のハバネロの辛み成分と自分たちの命とどっちが長生きできるでしょうか。
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