開かずの車
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交通の便の悪い田舎では自家用車は必需品です。
我が家が今自家用車として使っているのは、知人から譲り受けたトヨタ社の白いコルサ。
もう乗らなくなったので廃車されそうなところをもらいました。
古いですが、前の持ち主が大事に乗っていたようで、外見はきれいです。
その前に乗っていたのは同じ車種のコルサですが、黒い色。
黒いコルサは15年くらい前にもう乗らないという実家の父からもらったものです。
毎日乗っていましたがオイル漏れがひどく、あちこち傷んできて修理に費用が掛かりすぎるので黒いコルサは廃車にしました。
車体はスクラップ屋さんに渡さず敷地に置いてあります。
白いコルサが故障して修理するときに同じ車種なので部品が取れるのと、トランクや車内に道具を入れる荷物置き場にできるからです。
現役の車は「白コルサ」。廃車は「黒コルサ」と呼んでいました。
黒コルサを荷物入れとしてもあまり使わず、長いことドアの開け閉めをしていませんでした。
昨日は段ボールを入れようとして、黒コルサのドアを開けようとして苦労しました。
長いこと使っていなかったので忘れていましたが、黒コルサのドアはあちこち壊れていたのでした。

外からなら開けられたはずの後部座席の左、助手席、運転席のドアも開きません。
左後部座席のドアに至っては、ロックが掛かってしまって。キーを使ってもロックがはずれません。
「くそー、4つのドア全部開かない!」
これでは物置としても使えません。父さんは道具を持って来ました。
「ようし、バールでこじ開けてやる!」
力づくで開けようとしています。バールでドアをこじ開けようとしている姿、どう見ても車泥棒です。道路から見えない畑の隅に置いてあった廃車でよかったです。誰にも見られません。
助手席のドア,何とか開きました。
「やったー、開いたぞー!」
喜んだその途端、坂で少し右に傾いていたために、ドアは自分の重みでギギギっと自分で動き出してバタンと閉まってしまいました。
「わ、しまった。またバールで開けるか」
「あれ?今開いたのになあ、開かない、開かない」
悪戦苦闘しています。
なんとか助手席は開きました。
「仕方ない、内側から開けるか」
父さんは、開いた助手席から乗って座席をまたいで後部座席に移り、後部座席のドアを開けようとしています。
またドアが自然に閉まらないように、私は助手席のドアを手で押さえています。
父さんが乗り込んでいる間にバタンと閉まったら閉じ込められてしまいます。私の力では開けられません。
内側からも開きません。父さん中から思い切り足で蹴ってやっと開きました。
段ボール2個入れて終わり。
次に開ける時のためにドアの留め金を外してしまいました。半ドアになろうと、元々バッテリーは上がってしまっているし、ロックできなくても盗まれて困るものはないし、何でもありです。
こんな状態のポンコツ廃車、置いておく意味あるんでしょうか?
現役の白コルサの修理の時も、部品を取るにも、黒コルサの部品がボロボロで使えない方が多いのではないでしょうか?
いえ、白コルサももう20年以上前の車ですから、あちこち壊れてきて、あと何年もつか・・・。
うちにはこうして廃車にした車が何台もヤギの放牧場に置かれています。
台風で壊れてドアもボンネットもはがれ、もはや廃車と言うより、残骸になっているものもあります。
数年後に子供たちに相続した時、迷惑な負の遺産になるでしょうか。
いや、その頃には、台風と潮風と強烈な紫外線で鉄はボロボロに錆び、プラスティック部分は劣化して粉々になっていて、燃えないゴミで回収してもらえるかも知れません。
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