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イノシシ その後


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檻の中のぶー助はだいぶ人間に馴れてきました。

金網越しにサツマイモやカボチャの切れ端を差し出すと、初めのうちはこわごわ近づいてひったくるように口で咥えて持っていったのが、今では私の手から静かにエサを食べます。

時々、鼻を突き出してひくひく。鼻を撫でてやると満足するようです。

鼻の先は濡れているし、泥が付いているのであまり触りたくはありませんが。

さて、ぶー助が落ち着いてからも畑に別の野生イノシシは毎日やって来て地面を掘っています。

もちろん罠を掛けています。

ある朝ついにもう1匹かかりました。ぶー助より小さなイノシシです。

それでも野生のイノシシは前足が罠にかかったまま、暴れ回ります。

二人で協力して押さえつけて前足、後ろ足を紐で縛り、運びました。
家からほんの10mくらいの所です。

「元気な仔イノシシだ」

「飼うの?」

「飼うさ。檻はどうするかな」

いつものことで、獲物が捕まってから檻を準備します。泥縄です。

数年前に、鳥を飼っていて、今は使わなくなった大きめの檻があります。

もう何年も放ったらかしで、草と蔓に埋もれています。

苦労して父さん、つる草を鎌で切って檻を取り出し、針金で補修しています。

数時間後ようやく檻が完成!

イノシシの足を縛っていた紐を外して檻に入れて金網の蓋をして上にブロックを載せてこれで完璧。

檻の中でもイノシシは興奮して金網の隙間を探して逃げようと焦っています。

エサを食べるどころではないので今日のところは草をたくさん入れてやってそっとしておきます。

何日かすればぶー助のように馴れて来るでしょう。いえ、それより幼いイノシシですから、昔よく懐いたトン吉のように檻から出しても放し飼いにしても人間の後を付いてくるくらいに飼いならすことができるかも。

夜になると暴れ疲れたのか、おとなしくなって静かに寝そべっています。

翌朝、

「に、逃げた!逃げられた!」

「へ!どうやって?!」

「金網をよじ登って、天井の隙間から・・・」

金網の蓋はまだ針金で縛らず載せただけでした。それでも重いブロックを2個も載せてあったので大丈夫と油断していました。

父さん、がっかり!

昨日は遠方に暮す3人の子ども達や、アウトドアの好きな友人にイノシシ獲ったどー!と写真付きで一斉メールを送信したばかりでした。

しかし、まだ他にもワナや落とし穴をかけてあります。また若いイノシシがかかるでしょうか。

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イノシシ獲ったどー!


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以前に「イノシシ天国」のカテゴリーで、罠で獲ったイノシシを飼っていた話を書きました。

今の土地に引っ越して来てからはワナでイノシシを獲ることもしなくなって10年余り。

でも、この数年、家庭菜園をやったり、バナナ畑を作ったりしていましたが、イノシシの被害が年々ひどくなってきました。

せっかく植えたバナナの苗を喰われたり、ゴーヤを植え付けたばかりの畑を荒らされたり。

「もう、頭に来た!これじゃ野菜を作れないよ!」

山に居るイノシシは夜の間に畑に来て荒らして大きな穴を掘って行きます。

朝見ると、家の外壁の50㎝先にも穴が掘られていたりします。

夜行性のはずなのに、まだ明るいうちから堂々と道路を歩いて横断したりすることもあります。なめられたもんです。

「クッソー、ワナ掛けて捕まえてやる!」

父さん、昔、狩猟免許を取りましたが、更新してないはず。でも自分の畑ですから狩猟免許は必要ないでしょう。

ちょうど去年の今頃、久々にワイヤーのワナをかけて小さなイノシシを獲りました。まだ若いので飼って慣れさせたら面白いと思っていたようですが、捕まえた時にワイヤーで足をケガしたためか、翌日に死んでしまいました。

死んでしまっては仕方ない。さばいて食べるしかありません。解体して肉は冷凍保存。

数か月後、帰省した子供たちとその友達、大勢で解凍したイノシシ肉の炒めものを出したら美味しくて好評でした。

最近は都会ではジビエ料理とか流行っているらしいですね。

昨年暮れにまたワナ掛けてイノシシかかりました。今度は翌日になっても生きています。

「元気だ!飼えるぞー。可愛がってやるからな、トン吉」

あれ、トン吉?昔飼ってよくなついたイノシシの名前だ。

丈夫なワイヤーメッシュの檻に入れて飼うことになりました。

始めは牙をギシギシと歯ぎしりする音で威嚇したり、見てるとガッシャーン!と檻の壁に突進したり、興奮状態でした。

毎日サツマイモや山芋、レンコンなど毎日食べさせているうちに少しずつ馴れてきました。

私「ぶー助にこの傷んだリンゴやってもいい?」

父さん「ぶー助か。いいなその名前。ぶー助、ぶー助!」

ぶ―助「ブ、ブ、ブフ、ブヒブヒ」

父さん「ほら、返事してる♡」

私「ぶー助でも、トン吉でも声かければ返事するんじゃないの?何でもいいじゃん」

父さん「いいや、決めたら同じ名前で呼んでやらないと本人が混乱するんだよ」

そうかな?まあ、とにかくイノシシは「ぶー助」と呼ぶことにしました。
ぶー助
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