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ひらがなめえる

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しばらくーもう、何年もキャンプに行ってませんでした。「キャンプ家族」なのに。

私は留守番が多かったのですが、キャンプ命、の父さんも無人の海岸での長期キャンプに行っていなかったのです。

理由は、いっしょに行ってくれる人がいないから、です。

牧場にいた頃は実習生、大学の後輩、学生時代の友人、など誘ってよくキャンプに行っていました。

同じ年頃の友人は結婚して家族ができるとなかなか長期休暇を取ってキャンプに付き合ってはくれません。

石垣、西表島の自然に魅せられた実習生たちは卒業してもしばらくは何度も遊びに来てキャンプにも付き合ってくれました。

それも仕事が忙しくなったり、結婚して子供ができたりするとキャンプに参加もむずかしくなります。

そのうち、キャンプ仲間の友人や先輩の息子、娘、その友人などがキャンプに来るようになり、その子たちもまた結婚して家族持ちになってまたキャンプ卒業です。

「あああ、誰か一緒にキャンプ行ってくれんかなあ・・・」

誰も行ってくれません。

うちの息子娘たちも、もう相手にしてくれません。

「今行かないと、もう行かれなくなるかも知れない・・・・」

先が短いようなことを言います。本当にキャンプが好きなんですね。

隣村に住んでいる同年代のFさんを誘うと意外とあっさりと「いいよ」と付き合ってくれることになりました。

オジサン二人で西表の無人の海岸でキャンプ・・・ですか。

ボートで送り迎え、滞在は2週間。西表島とは言っても、船のお迎えが来るまでは帰って来られない、道のない場所の海岸です。無人島みたいな所。

米と調味料を持って、魚介類は現地調達。サバイバルっぽいですね。

携帯電話は持ちますが、2週間電池が持つか不安なので、いつもは電源をOFFにして節約。

一日に一回だけスイッチを入れて自宅からの連絡メールがないか確認。確認したらすぐ電源OFF.

電気を食う通話は極力しない。

こちらから一日おきくらいにメールしますが返信はない。電波届いてるのかな?

出発してから7日目に突然電話。

「おい、メールの打ち方教えてくれ、メールで。ガチャン!」

5秒で切れた。

そうか、メールを読むことはできても文章を作って送信するのができなかったのか。ふだん携帯を持たない父さんですから。

いっしょにいるFさんもケイタイは嫌いだと、持たない主義です。

「まずメールの記号のボタンを押して、新規作成を選んでセンターボタンを押す、宛先を選んでセンターボタンを押して、受信履歴呼出を選んで・・・・」

詳しく説明しました。2年前に打ち方を教えてできていたはずなんだけどなあ。忘れたのか。

半日してまた短い通話。送信のボタンがわからないと。うまく説明できませんでしたが、自分であちこち押してなんとか送信してきました。

漢字変換まではまだ行きません。全部ひらがな。

それでもなんとか判断して読めるものです。

最初のメール

「てんきまいにちあすのおくれ」

(天気 毎日 明日の送れ)ですね。テレビも新聞もないので天気予報が分からないんですね。

続けて、

「かぜのむきなみのたかさこうすいかかぜのむきなみのたかさこうすいかくりつきのでじこくみたい」

文が重複していますが、打ち間違えをクリアで消すのを教えてなかったので仕方ありません。
暗号みたいですが、これでもわかります。

「風の向き 波の高さ 降水確率 月の出時刻 見たい」ですね。

そして9日目にして獲物の話のメールが来ました。

「があらにじゅうごきろついにつったなんぷらあこめたばこくえんさんないだれかもってこい」

はいはい、よーく分かります。

「ガーラ25kgついに釣った ナンプラー 米 タバコ クエン酸 無い 誰か持って来い」ですね。

ガーラというのは大きくなる魚で、和名はたしか「ロウニンアジ」。

「でっかいガーラを釣ってやるぞー」と言って出かけましたから、夢が叶ったのですね。

ナンプラーは、釣った魚でタイ料理のトムヤムスープを作るのに必要な調味料。クエン酸もレモン汁の代わりになるので少々持って行ったのでした。使い切ったのでしょう。

タバコはFさんです。

米が無いと言うのはお気の毒。魚は獲れているようなので餓死はしないでしょうが。

持って来いと言われても行かれません。

迎えの船が行くまであと5日。しっかりサバイバルやってキャンプ堪能してください。


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7万円のランドセル

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空き家になっている実家の片付けで、横浜と石垣を往復したりしていて長いことブログ放置していました。


今朝テレビを見ていたら、小学校入学を控えた子供のランドセルを、親と祖父母とどちらもが買ってやりたくて、という話をしていました。

今はランドセルはカラフルなのができていて、驚きます。

柄の入ったもの、メタリックな色、・・・。

一昔前は大多数が黒と赤でしたけどねえ。

以前に「私の黒いランドセル」の話を書きました。

その中で、4万2千円のランドセルを父さんが買って、「高すぎる!」と私が言ったと書きましたが、今朝の番組に出ていた人は6万円以上のランドセルを買ってやっていました。

7万円以上のもあるそうです。

これも、「私の黒いランドセル」にも書いたことですが、私自身、小1の時に買ってもらったのは茶色いランドセルでした。

デパートに親と買いに行って、

「どれがいい?」

「これ!」

と自分で選んだのが茶色。

「え?!」

親がどうして驚いていたのかその時はわかりませんでした。

世の中の小学生は、男子は黒、女子は赤のランドセルを持つのが普通だとは6歳の私は知らなかったのです。

革の鞄なら当然茶色でしょ、と思っていたのです。

親も「赤いのにしなさい」とは言いませんでした。子どもの自主性を大事にしようと考えたのでしょう。

いざ入学してみると、周りの女子はほとんどが赤いランドセル。

「お前、女なのに何で茶色いランドセルなんだ?」

とクラスの男子によくからかわれました。

ですが、5,6年生にもなると、何人かの女子は、

「あなたのランドセル茶色でいいなあ、私も黒か茶色にすればよかった」

と言う子が出てきました。

高学年になるとオシャレを気にする子は、赤よりシックな色の方がいいと思うようになるわけです。

ようやく茶色のランドセルが誇らしく思える時が来たのです。

クラスにもう一人黒いランドセルの女子がいました。抜群にお勉強のできたK子ちゃんで、卒業後はお茶の○女子大学付属中学校に進学しました。

このお茶の○女子大付属小は確か指定のランドセルが黒だったと思います。

K子ちゃんは公立小学校にいてもお茶女の黒いランドセルに憧れてこの色を選んだのでしょうか?

都内の、入学が難しいとされる女子大付属の小学校では制服に指定のランドセルは黒というのが多く、学校によっては蓋の部分に校章が型押しされています。

そのせいか、黒いランドセルを背負っている女の子を見ると、お勉強ができそうに見えてしまいます。私の偏見かも知れませんが。

男の子は寒色系、女の子か暖色系の持ち物、と決めつけるのも意味のないことで、それで仲間はずれやイジメが起きるより、どんな色でも好きな色のランドセルを選べるようになったのは喜ぶべきことかも知れませんね。



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