超猛烈な台風 その5

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翌朝になってもまだまだ風は強く、小さな台風なら再接近でもこのくらいの風の時もあります。
あらためて家の、周りを点検します。
家のすぐ裏の家庭菜園が無くなっていました。
スイートバジルを何本も植えて葉っぱが茂って食べごろでした。
暴風になる前に収穫して、昨日も生バジルの葉をたっぷり使ってタイ料理を作ったのでした。
葉は全て吹き千切れ、海水混じりの風で茎も茶色に変色しているか・・・と思いきや、
無い!何にもない!!
茎も根元から吹き飛ばされたか、根っこから抜けてしまったか、どこに植えてあったのか、その痕跡も無くなっていました。
壁際に植えてあった1mくらいの丈のパパイヤの木も根元から抜けています。
犬は?犬はどこへ行った?
安全なはずの藪の中に繋いだ犬は・・・。
あれ、藪が無い!
ススキのような茎の太い茅の藪がすっかり無くなっています。
引き抜こうとしても人間の力ではそう簡単には抜けない丈夫な茎と根の茅です。
台風の風の力はすごい。
「ナッキー!どこにいるの?」
「ワンワンワン!」
鎖の届く範囲でめいっぱい風避けになる斜面の下まで逃げて、別の藪の中から出てきました。
よかった、無事だったか。
後で聞いた話ですが、他の家で小型犬を台風時に外に繋いでいたら風になびいて犬が空を泳ぐ凧のように飛んでいたそうです。
ロープが切れたらそのまま飛ばされていたでしょうね。
幸い、その犬は怪我も無く無事だったそうです。
そうだ、ヤギは?
畑の下の風下だった方に行って見ます。
3頭は小さなトタンの小屋に自分で入っていました。
自主避難、賢いヤギです。
途中で目に入ったのがボンネットのめくれた廃車のミニジープ。

フロントガラスが粉々です。
そしてヤギが避難した小さな小屋のそばにあったもう1台の廃車は、

完全にスクラップになっていました。
ゴジラにやられたのではありません。台風の力です。
よくまあ家が壊れなかったものです。
外から何も大きな物が飛んで来なかったのが幸運でした。
電話線が切れて2週間、固定電話とネットが使えないくらいの被害で済んだのはありがたいくらいです。
ずっと後になって何十mも離れた隣の農家の畑に1辺が1m以上ある、重いプラスティック・パレット(大きな荷物を船積みする時の台に使われます)が飛ばされて落ちていたのを発見しました。
こういうものは中が空洞になっていて風が抜けるので、普通は暴風でも飛ばないものです。
そしてこれは家のたしか反対側にあったはず。
こんなものが家のガラスに当たっていたら・・・と思うと冷や汗が出ます。
『災難は忘れた頃にやって来る』
今年はもう台風接近はないでしょうが、来年はさらに強固な防風対策をするぞ、と決めたのでした。
超猛烈な台風 の話はひとまず終わります。
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